2016年春 教科「情報」による一般入試を実施する大学アンケート
慶應義塾大学
1.入試方式・要項について
◆2016年春に「情報」を課する一般入試の試験日程・方式名と、各試験日程・方式の具体的な科目名、配点
試験日程・方式名 | 試験科目名・配点 | |
(1) |
一般入学試験 総合政策学部 |
「数学または情報」あるいは「外国語」あるいは「数学および外国語」の3つの中から1つを選択(200)、小論文(200) (「情報」の出題範囲は「社会と情報」「情報の科学」) |
(2) |
一般入学試験 環境情報学部 |
「数学または情報」あるいは「外国語」あるいは「数学および外国語」の3つの中から1つを選択(200)、小論文(200) (「情報」の出題範囲は「社会と情報」「情報の科学」) |
◆上試の各試験日程・方式で受験可能な学部・学科/コース/専攻名、募集定員
試験日程・方式名 | 学部・学科/コース/専攻名 | |
(1) |
一般入学試験 総合政策学部 |
総合政策学部(275名) |
(2) |
一般入学試験 環境情報学部 |
環境情報学部(275名) |
◆上記の各試験日程・方式を開始した年次。2015年春以前から行っている場合は、旧課程での「情報」の科目名
試験日程・方式名 | 開始年 | |
(1) |
一般入学試験 総合政策学部 |
2016年度一般入学試験 |
(2) |
一般入学試験 環境情報学部 |
2016年度一般入学試験 |
◆2017年春の入試以降も「情報」で入試を行う予定
検討中
◆慶應義塾大学HPの入試案内に関するページ
2.アドミッションポリシーについて
◆情報入試を始めた理由・背景
教科「情報」は、指導要領において問題の発見と解決に直接言及している必修科目であり、SFCの理念に合致しているからです。
◆情報入試で入学する学生に期待する資質
現実の問題をデータに基づいて理解し、解決法を論理的に組み立てていく能力を期待しています。
◆高校の教科「情報」で学び、身につけてきてほしいこと
単なるパソコンの使い方ではなく、情報技術の基礎的な概念と情報モラルをしっかり学んでほしいと考えています。
◆[情報系の学部・学科について]
入学後の学業を鑑みた際に、受験において情報を選択してほしいと思われるか(その理由も)
なるべく多くの人に情報を選択してほしいと思います。SFCの研究・教育は学際的であり、どのような分野でもITと融合した問題解決や情報発信が行われるからです。
3.入学者に対する情報教育について
◆新入生の情報教育において、最も力を入れていること
ウェブを活用した情報発信の技術です。「情報基礎1・2」という科目ではHTML、CSS、JavaScriptを学習し、将来インタラクティブなウェブページを自力で開発するための基本を身につけます。
◆ここ2~3年の新入生の情報スキル・リテラシーにおいて最も不足していると思われること
単なる知識の不足は大学入学後の学習でも追いつけるのですが、アルゴリズム的思考法など習得に時間がかかる技能が不足して困っている学生が目につきます。
4.出題内容について
◆情報入試の出題で、特に重視する領域(=〇)
1(○)情報技術
2(○)情報のディジタル化
3(○)コンピュータ
4(○)情報通信ネットワーク
5(○)プログラミング
6(○)モデル化とシミュレーション
7(○)データベース
8(○)メディアの特徴
9(○)情報の表現と伝達
10(○)コミュニケーション
11(○)情報セキュリティ
12(○)情報システム
13(○)問題解決
14(○)評価と改善
15(○)情報社会の課題
16(○)情報モラル
17(○)法と責任
18( )その他
◆解答形式
公開しておりません。
◆[「社会と情報」「情報の科学」を科目指定せず実施する学部・学科について]
(履修科目による公平性の担保という意味で)出題予定の分野・領域
公開しておりません。
◆旧課程の普通教科「情報」(情報A・B・C)履修者に対する措置
特に措置はありません。
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