全国高等学校情報教育研究会第9回神奈川大会
情報教育への期待が高まる中、学校教育でできることは何か
全国高等学校情報教育研究会 第9回神奈川大会が、全国から約260人の高校教科情報の教員や大学、教育関係者が集まって、専修大学生田キャンパスで開催されました(2016年8月8日・9日)。
今年の大会テーマは『情報教育の本質を見極める~挑戦し続ける現場からの発信~』。8月1日に文部科学省は、中教審の特別部会に小中高校の次期学習指導要領改定に向けた審議のまとめの要旨を示し、必修科目「情報1」で全ての高校生がプログラミングによりコンピューターを活用できる力や、情報モラルを身につけることが告示されました。ICTを活用した実践的な教育を通して、IoT社会の到来に対応できるたくましい児童・生徒の育成が社会全体の喫緊の課題となり、教科情報に対する期待も一段と高まってくることでしょう。
今回の大会では、36の研究発表と15のポスター発表が紹介され、どの会場でも和やかな中に熱のこもった発表や議論が繰り広げられました。
[分科会]
岡本弘之先生(聖母被昇天学院中学校高等学校)
柴田功先生(神奈川県立鶴見高校)
・「価値観の交流を通して考えるプライバシーリスク 行動変容につながる情報モラルの授業」
勝田浩次先生(大阪府立東百舌鳥高校)
・「エイリアンとの交信」を題材としたプログラミングとアクティブ・ラーニング
大里有哉先生(神奈川県立津久井高校)
・「情報モラルと合意形成と~自分で考える→グループで話し合う→グループで合意形成をする」
谷川佳隆先生(千葉県八千代東高校)
・「効率よく・入り口のハードルを上げ過ぎないプログラムの指導案
鶴見美子先生(埼玉県高等学校情報教育研究会)
・「小学校におけるプログラミング学習の検討~現状で可能な学習内容を考えてみる~」
飯田秀延先生(東京都立小金井北高校)
[ポスターセッション]
[講評講演]
鹿野利春氏(文部科学省 生涯学習政策局 情報教育課情報教育振興室 教科調査官
国立教育政策研究所 教育課程研究センター 研究開発部 教育課程調査官)