交流は授業づくりの問題解決!

神奈川県高等学校教科研究会情報部会 情報科実践事例報告会2018

年末恒例の、神奈川県教科研究会情報部会の実践事例報告会が開催されました(12月27日(木)@岩崎学園情報科学専門学校)。今回は県内外から約150人が参加しました。この実践事例報告会の特徴は、県外からの参加者も口頭発表やポスター発表に参加できること。9本の口頭発表、22本のポスター発表の約半数が県外からの参加者です。

 

今年情報科の教育実習をした学生さんから大ベテランの先生まで、どの発表にも熱心な質問やコメントがどんどん入ります。今回の口頭発表では、Googleフォームを使って参加者から質問を募集する、という形式も設定されました。また、ポスター発表では、発表者に対してベテランの先生が改善点のアドバイスをしたり、実際に授業をする際に生徒がひっかかりやすいポイントへの対応の仕方のコツを伝授したりなど、やり取りを通して授業のヒントがどんどん蓄積されていきます。今回の報告会のテーマである「交流は授業づくりの問題解決」が、熱気にあふれる会場全体で展開されていました。

 

 

[口頭発表]

「気付きを導くオンライン学習教材の活用」

 神奈川県立柏陽高校 間辺広樹先生

「情報科の授業で取り組む問題解決の授業」

 アサンプション国際中学校高等学校 岡本弘之先生

「問題解決への利用を目的とした統計の学習(pythonを利用して)

 二松学舎大学附属中学校・高等学校 阿部百合先生

 ・「Aliceを利用した感情表現活動~プログラミング的思考を意識した授業実践報告」

 ドルトン東京学園中等部・高等部 神藤健朗先生

 ・「生徒の主体的な学びを促進するデジタル作品の制作」

 東京都立三鷹中等教育学校 能城茂雄先生

 

 

[ポスター発表]

「体感でわかる!パケット交換と回線交換を実験して比べよう」

 神奈川県立生田東高校 大石智広先生

「ペアワークで文字コード変換」

 神奈川県立城山高校 照内康成先生

「興味を持った題材を生徒自身が選ぶ『情報モラル教育』」

 神奈川県立座間総合高校 井川亜美先生

「2人で1台のmicro:bitを活用したプログラミング指導の実践報告」

 千葉県立八千代東高校 谷川佳隆先生

「It’s Media!から考える、桃太郎のフェイクニュースWebサイトを作ろう

 ~プログラミング的思考を取り入れた授業」

 神奈川県立茅ケ崎西浜高校 鎌田高徳先生

「計算の限界」≠ 「私の限界」

 東京都立町田高校 小原格先生

 

[講演の指導講評 ~これからの情報教育について] 

国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官

文部科学省初等中等教育局情報教育・外国語教育課情報教育振興室教科調査官

文部科学省初等中等教育局参事官(高等等学校教育)付産業教育振興室教科調査官

鹿野利春氏