情報入試、いったいどうなるの? 高校教科「情報」シンポジウム2019秋
2022年の新学習指導要領実施を受けて、2025年入試からは情報の共通テストへの導入が検討されると、様々なところで言われていますが、どのような内容なのか、必須か選択か、CBTなのか紙ベースなのか、詳しいことは何も明らかになっていません。
「『情報Ⅰ』教員研修用教材と情報入試問題 」をテーマに、「高校教科『情報』シンポジウム2019秋」が、10月26日(土)、東京都千代田区の専修大学神田キャンパスで開催されました(主催:情報処理学会情報処理教育委員会・同 初等中等教育委員会・同 情報入試委員会)。
今回のシンポジウムでは、「情報I教員用指導手引き」の各章で紹介されている学習活動の事例とともに、情報処理学会情報入試委員会の先生方が試作された問題が紹介され、参加者との間で熱いディスカッションが繰り広げられました。
今回は、このシンポジウムで紹介された問題提案と全体討論をレポートします。
※なお今回の作問例は、情報入試委員会内の各グループで、「高等学校情報科『情報I』教員研修用教材」に掲載された「学習活動」を検討し、どのような形の出題が可能か(あるいは、ふさわしくないか)というプロトタイプとして提案されたものを、各グループの代表の先生が発表されました。情報入試はどのような形になるのかという議論の材料のための問題例であり、実際の情報入試の予想問題ではないことをご了承ください。
■講演
角田博保先生(情報処理学会 情報入試委員長)
・「ルーブリックの概略説明」
松永賢次先生(専修大学)
■情報入試問題提案
辰己丈夫先生(放送大学)
Part II「コミュニケーションと情報デザイン」
松永賢次先生
松浦敏雄先生(大阪市立大学)
Part IV「情報通信ネットワークとデータの活用」
高橋尚子先生(國學院大学)
進行:
竹中章勝先生(青山学院大学)
■全体討論
登壇者:
津賀宗充氏(茨城県教育庁)
岡本和之氏(ベネッセコーポレーション)
松永賢次先生
高橋尚子先生
進行:
中野由章先生(神戸市立科学技術高校)