大学入学共通テストに向けて「情報I」の授業はどうあるべきか
~オンラインイベント「教科『情報』をめぐる動きと情報入試に向けた指導を考える」
いよいよ半年後に迫った「情報I」の授業で、入試、特に大学入学共通テストにどのように対応するかについて、教育行政、入試問題分析、高校現場のそれぞれの視点から解説するオンラインイベント「教科『情報』をめぐる動きと情報入試に向けた指導を考える」が開催されました(2021年10月10日)。
7月30日の「令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大綱の予告」に続いて、9月29日にはその「補遺」で、2025年度の大学入学共通テストでは「令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大綱の予告(補遺)」では、既卒生に対する移行措置として、現行課程の「社会と情報」「情報の科学」の範囲からの出題が公表され、情報入試を取り巻く動きは新しい局面を迎えています。
2単位科目の「情報I」の授業で何を・どこまでやればよいのか。授業の展開で留意すべき点は何か。他教科の連携のポイントは。大学入学共通テストでは何を問われることになるのか。登壇者の先生方のご専門の立場からのご講演と、参加者の皆様からの質問に答える形でのディスカッションは、「情報I」の授業設計のために、示唆に富むお話でした。
当日のお話をほぼ再現する形でご紹介します。
■プログラム
◇プロローグ:富沢 弘和 (河合塾 教育研究開発本部 本部長)
「2025年度大学入学共通テスト概要と出題教科「情報」の位置づけ」
◇基調講演:鹿野 利春 先生
(京都精華大学メディア表現学部 教授・文部科学省初等中等教育局 視学委員)
◇講演:竹中 章勝 先生
(奈良女子大学 非常勤講師・河合塾 教科「情報」開発研究アドバイザリーボードメンバー)
「河合塾モニター調査・大学入試センターサンプル問題・既存入試にみる『情報I』の指導の課題」
◇講演:佐藤 義弘 先生 (東京都立立川高等学校 指導教諭)
司会・進行 : 近藤 治 (河合塾 教育研究開発本部 主席研究員)
パネリスト:
鹿野 利春 先生
竹中 章勝 先生
佐藤 義弘 先生