いよいよ本格始動! 「情報I」元年を前に
情報処理学会 第84回全国大会
日本最大の情報系の学会 情報処理学会の第84回全国大会が開催されました。今年は愛媛大学城北キャンパスが会場となりましたが、蔓延防止重点措置の地域からは原則オンライン参加の、ハイブリッド開催となりました (2022年3月3日(木)~5日(土))。
今年の大会テーマは「変わる社会と情報処理」。コロナ禍もまる2年、学会開催だけでなく、テレワークやオンライン授業などが日常的なものとなり、私たちの生活は「コロナ以前」とは全く異なったものとなりましたが、それも情報技術があってこそものであることを改めて感じます。
大会3日目の企画セッションでは、「情報入試―共通テストと個別試験」と題した講演・鼎談が開催されました。今年1月に国立大学協会 が「大学入学共通テスト原則6教科8科目」の基本方針を公表し、いよいよ情報入試の実施が本決まりとなりました。今後は、各大学が情報入試をどのように取り入れるのか、が焦点になってきます。
今回のセッションでは、文部科学省大学入試室長の前田様から共通テストにおける「情報I」の扱いに関する最新情報に関するお話、情報入試を実施する大学の先生方と高校の先生からの報告、情報処理学会・人工知能学会・電子情報通信学会を代表する先生方からの鼎談で、「情報入試」の意味や位置づけを語ってくださいました。
全国大会後の3月25日には、東京大学と九州工業大学が2025年の共通テストでの「情報I」の導入を発表し、情報入試はいよいよ本格的に動き出すことを感じさせました。
「情報I」元年の幕開けにふさわしいシンポジウムとなりました。
■イベント企画「情報入試―共通テストと個別試験」
講演(1)「新学習指導要領に対応した令和7年度大学入学共通テストにおける「情報Ⅰ」について」
前田幸宣氏(文部科学省 高等教育局大学振興課大学入試室 室長)
講演(2)「情報入試 - 個別入試の導入とその後の推移-」
本田理恵先生(高知大学)
講演(3)「情報入試 - AO入試での例」
安田 豊先生(京都産業大学)
講演(4)「情報入試 - 高校現場から」
稲垣俊介先生(東京都立神代高等学校)
講演・鼎談 - 学会活動の視点から情報入試を語る
萩谷昌己先生(東京大学/情報処理学会)
野田五十樹先生(北海道大学、株式会社未来シェア取締役/人工知能学会)
田口 亮先生(東京都市大学/電子情報通信学会)
司会) 萩谷昌己先生
野田五十樹先生
田口 亮先生
■イベント企画「第3回初等中等教員研究発表セッション」より
鎌田高徳先生(神奈川県立茅ケ崎西浜高校)
佐藤義弘先生(東京都立立川高校)