第84回情報処理学会全国大会 イベント企画
「情報入試―共通テストと個別試験」
閉会挨拶 電気通信大学 中山泰一先生
皆様、本日はありがとうございました。先ほど田口先生が、高大連携の重要性を訴えられておられました。情報処理学会でも、本日午後から「中高生情報学研究コンテスト」の発表があります。今回はオンラインで開催したため、ポスター等は既に皆様に見ていただけるようになっています(※)。中学校や高等学校で探究活動をして、大学につなげていくということは非常に重要なことであると思っております。
※https://www.ipsj.or.jp/event/taikai/84/84PosterSession/
今回は、オンラインと会場とのハイブリッドでの開催という形になりました。会場には十数名の方が来てくださっています。オンラインでは、200名を超す方が来てくださいました。
今回は、すでに情報入試を実施している大学の先生から、情報専門学科こそ情報入試が必要である、というお話をしていただきました。また、稲垣先生からは東京都高等学校情報教育研究会では、すでに情報入試が入ることを前提として、どのような授業をしていくかという研究をされているというご紹介をいただきました。
全国には約5000校の高等学校があります。多くの学校には、情報科の先生が1人ずつおられて、情報科や探究活動の指導にあたっておられます。1人で頑張っていらっしゃる先生方のために、学校の枠、都道府県の枠を越えてさらには、田口先生や野田先生、萩谷先生がおっしゃったように、学会等も協力していくことが必要です。
さらに学会としてだけでなく、様々な大学の情報科の先生方と連携していくことが重要です。今回の参加者には、高校の先生、大学の先生、そしてメディアの方や受験作業の方も来ていらっしゃいます。情報処理学会は、今後そのような方々と情報共有をしながら頑張っていきたいと思っています。
また、情報教育のさらなる発展のために、教員研修等も推進していきたいと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。