新課程スタートにあたって、「情報I」の指導のあり方を語りつくす!
令和4年度神奈川県高等学校情報部会研究大会
毎年、夏の初めに開催される神奈川県情報部会の総会・研究大会は、今年もオンラインで行われました。
新課程の「情報I」元年にあたる今年、新しい授業にチャレンジされている先生方も多いことでしょう。
今回は、例年とは趣向を変えて、神奈川県の先生2人、県外の先生2人による座談会という形式で、「『情報I』で何を最優先するか」「こだわりの単元配置は」「問題発見・解決をどう位置付けるか」「10年後の情報教育はどうなっているか」といったテーマについて、熱い議論が交わされました。
まさにリアルタイムでの議論は、肩ひじ張らないまさに本音のやり取りとなり、事例発表とは違った気付きをたくさん与えていただけた時間となりました。
また、毎年行われている情報科の導入テストの今年度の結果紹介では、新学習指導要領になってブラッシュアップされた問題を使った問題に対して、例年と傾向が変化したところ・変わらなかったところについて興味深い分析がありました。
文部科学省調査官の田﨑先生のご講演は「情報科の指導と評価の一体化」。「情報I」がスタートして初めての期末試験を迎えたこの時期に、問題を発見・解決する活動をどのように評価するのか、学習評価の基本的な考え方とは何か、ということについて詳しく解説をいただきました。
新課程のスタートに加えて高校でのGIGAスクールの本格稼働、小中で1人1台端末を経験した生徒の入学、共通テストの「情報I」の導入、と息つく暇もない先生方が、新しい知見を得るとともに、お互いが抱える悩みや疑問を共有することためのヒントともなる大会となりました。
[2022年7月7日(木) Zoom開催]
[導入テスト報告]
「導入テストの結果報告」 神奈川県立住吉高校 山田恭弘先生
[座談会]
司会:神奈川県立横浜国際高校 鎌田高徳先生
神奈川県立生田東高校 大石智弘先生
愛知県立小牧高校 井手広康先生
日出学園高校 武善紀之先生
[講演]
「情報科の指導と評価の一体化」 国立教育政策研究所・文部科学省 調査官 田崎丈晴先生