情報科の冬フェス! 神奈川県情報部会実戦事例報告会2022オンライン
高等学校情報科の冬の風物詩、神奈川県情報部会の実践事例報告会が12月26日(月)、オンライン開催されました。
今年のテーマは「情報Iスタート、事例発表者(勇者)を讃え、交流しよう!」。
北海道から山口県まで、全国からオンデマンド発表38本、ポスター発表16本、計54本の発表を数え、参加申込者は全国から約260人。文字通り、都道府県の枠を超えた交流の場となりました。
2022年4月からスタートした「情報I」もいよいよ佳境を迎えようとしています。また、2025年度の共通テストでの「情報I」の採用予定も続々と公表され、共通テストに向けてどのような授業を行うか、ということも視野に入れることも必要になってきました。
今回の事例発表では、成功した・生徒が喜んだという場面だけでなく、工夫してもうまくいかなかったこと、意外なところで躓いたことなど、日頃の授業の中で先生方が抱える気づきや悩みについてのお話も数多く紹介されました。オンデマンド発表の「発表者との交流タイム(Zoom)」や、ポスター発表の質疑応答では、発表者との間で、質問だけでなくアドバイスや「あるある」の事例も飛び出し、熱気にあふれた1日となりました。
【オンデマンド発表】
◇T中学校における個人情報に関する授業の実践~自らコントロールする意識を持つ~
東大寺学園中学校・高等学校 𠮷田拓也先生
大阪府立夕陽丘高校 勝山衿佳先生
大阪府立八尾高校 阿多悠生先生
◇大学入学共通テストにおける「データ分析」の対策に向けた実践の検討
東京都立神代高校 稲垣俊介先生
世田谷学園中学校・高等学校 神藤健朗先生
神奈川県立希望ケ丘高校 校長 柴田 功先生
東京都立小平高校 小松一智先生
岡山県立烏城高校 太田重成先生
◇アンケート設計はグラフを描いてから:データ分析大反省会2022
相模女子大学高等部 堺和貴子先生
◇プログラミング指導、生徒はここで躓いていた。そしてその改善について
川崎市立幸高校 天明大輔先生
埼玉県立川越南高校 春日井優先生
◇情報デザイン視点で見る「学びのポートフォリオ」 〜総合型選抜を勝ち抜くスキルの習得へ〜
樟蔭中学校・高等学校 川浪隆之先生
◇習得・活用・探究の学習プロセスで授業デザインしたコンピュータとプログラミング
千代田区立九段中等教育学校 須藤祥代先生
神奈川県立横浜国際高校 鎌田高徳先生
世田谷学園中学校・高等学校 神藤健朗先生
近江兄弟社高校 長谷川友彦先生
神奈川県立上鶴間高校 相馬臣彦先生
◇情報I・普通の授業風景と授業の反省 教室で1人1台端末の活用を目指して
神奈川県立上鶴間高校 相馬臣彦先生
◇今年度入職した学校で「情報I」を担当した話:みなさんどうされました?
相模女子大学高等部 堺 和貴子先生
東京都立新宿山吹高校 中山享司先生
千葉県立船橋啓明高校 谷川佳隆先生
【ポスター発表】
◇情報Ⅰでのmicro:bitを使用したプログラミング実践報告
愛知県立小牧高校 井手広康先生
◇1学期・夏休み・2学期で分割実施したプログラミング学習―課題と次年度への改善―
日出学園中学校・高等学校 武善紀之先生
◇3人の偉人を通して学ぶ「コンピュータとプログラミング」の単元
~パスカル・バベッジ・シャノン コンピュータを生み出したのは誰の功績か~
神奈川県立生田東高校 大石智広先生
◇文部科学省 「情報Ⅰ」学習動画 授業、教材研究、自学自習で使えます!(本人談)
神奈川県立横浜翠嵐高校 三井栄慶先生
東京都立町田高校 小原 格先生
◇ソートアルゴリズムを人型ピクトグラムで気づき考え共有する授業
東京都立南多摩中等教育学校 御家雄一先生
【講評・講演】
国立教育政策研究所教育課程研究センター 研究開発部教育課程調査官
田崎丈晴先生