「最近の教科情報をどうしてます?どうしよう?」 〜共通テスト対策、情報Ⅰの評価、これからの情報教育について〜

令和5年度神奈川県高等学校情報部会研究大会

令和5年度の神奈川県高等学校情報部会研究大会が、今年もオンラインで開催されました。新課程が始まって2年目、昨年度の実践をよりブラッシュアップしたり、新しい活動にチャレンジされたりしながら、迷いや疑問を抱えている先生もいらっしゃるかと思います。

 

 

昨年に引き続いて、今年の大会も神奈川県の先生2人、県外の先生2人による座談会という形式で、「生徒から『なぜ情報を学ぶのか』と聞かれたらどう答えるか」「プログラミングの評価はどうしている?」「定期試験の問題はどのように作るか」「『情報デザイン』の授業(単元)でいちばん伝えたいことは?」等など、日頃先生方が抱えている問題を、それぞれの先生方が自分の考えを話してくださいました。今回の座談会のコンセプトは、「回答の差を楽しむ!」。まさに正解のない問いにどう答えるか。自分ならどうするか、ということを考える、密度の濃い時間となりました。

 

例年行われている情報科の導入テストは、今年度は県内外で29校、8094名の受験者があったそうです。大学入学共通テストに「情報I」が入る学年の生徒にとっては、「情報」の最初のテストの経験となり、心構えにもつながったようです。

 

文部科学省調査官の田﨑先生のご講演は「教科情報の現状と展望」。新課程とGIGAスクールがスタートして、「次」に向けて先生方の指導や授業のリソースのために、どのような支援が行われているのか、現状のかだいは何か、というお話をいただきました。

 

今年度の後半には、2025年の入試に向けた準備もそろそろ本格化してきます。日頃学校内でなかなか同じ教科の先生同士で相談したり悩みを共有したりすることが難しい情報科の先生方にとって、「人と話す」ことの大切さを伝えてくれる大会となりました。

 

2023年7月6日(木) Zoom開催

 

 

[導入テスト報告]

「導入テストの結果報告」 

  神奈川県立湘南高校 林 健児先生 

 

 [座談会]

情報の先生に聞いてみたいことを聞きまくる60分

 司会: 神奈川県立生田東高校 大石智弘先生

 東京都立若葉総合高校 山本博之先生

 大阪府立夕陽丘高校  勝山衿佳先生

 神奈川県立大和南高校 相馬臣彦先生

 

 [講演]

「教科情報の現状と展望」

 国立教育政策研究所・文部科学省 調査官 田崎丈晴先生