入試対策に、ぜひ!
慶應義塾大学 総合政策学部・環境情報学部 2019年情報入試問題解説
キミのミライ発見 大学入試問題研究プロジェクト
監修 間辺広樹先生(神奈川県立柏陽高等学校総括教諭)
日本で唯一の本格的な情報での入試選抜を実施しているのは、慶應義塾大学(総合政策学部・環境情報学部)です。19年度の問題と、解説・学習方法をまとめました。
「キミのミライ発見」サイトでは、14年からの参考試験も併せて解説も掲載しています。併せて、入試状況、その選抜で重要な小論文対策に関しての情報も示しました。
<本ページ下に案内してあります>
入試学習対策にも、情報・小論文の学習や指導にも、ご活用いただけましたら幸いです。
慶応義塾大学の湘南藤沢キャンパス(SFC)にある総合政策学部と環境情報学部では、2019年度入試において4度目となる「情報入試」が実施されました。
【概説】
プログラミングの必修化や大学入試改革もあって、情報入試が話題になることも増えてきた。2019年度に情報入試を実施したのは13大学であるが、その中でも慶應義塾大学SFCの情報入試は注目の度合いも大きいのではないだろうか。本稿では、SFCの総合政策学部と環境情報学部で実施された4回目となる情報入試問題の解法について解説する。
SFCの情報入試問題は、これまでも両学部とも5問の大問で構成され、進むにつれて難易度上がっていくという構成であった。そのため、前半は確実に得点し、後半は一つでも多くの正答を得ることが必要であった。2019年度の問題も、そういった傾向に大きな変化はなかった。
出題される分野は、大問1こそ法規やモラルが中心であるが、大問2以降は、数学やコンピュータ科学を題材とした問題で構成されていて、情報の科学的な理解の有無が重視されていることがわかる。特に大問5(アルゴリズムの問題)は両学部とも難易度が高く、プログラミング経験が豊富で、かつ、発想力の高い受験生でなければ、解くことが難しい問題が用意されていた。学部別に出題された問題の分野は以下の表の通りである。
|
総合政策学部 |
環境情報学部 |
大問1 |
法規や情報モラル中心の基本問題 |
総合政策学部に同じ |
大問2 |
数学と情報科学の基本問題 |
総合政策学部に同じ |
大問3 |
数学(2進法と連立方程式) |
情報科学(符号化と状態遷移) |
大問4 |
データベースとその操作法 |
数学(領域)※問題の後半は削除 |
大問5 |
アルゴリズム(スライディングブロックパズル) |
アルゴリズム(ハミング数) |
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協力 近藤宏樹先生(武蔵野大学附属千代田高等学院 教諭)
小野真太郎さん(慶應義塾大学環境情報学部環境情報学科)
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