情報入試実施大学アンケート

南山大学

※2024年4月現在の状況です。出願にあたっては、必ず2025年度の入試要項・大学ホームページをご確認ください


■教科「情報」で入試を実施する学部名・学科名を教えてください。 

 

全学統一入試[個別学力試験型](理工学部) 

全学統一入試[共通テスト併用型](国際教養学部) 

共通テスト利用入試[前期 5 教科型](国際教養学部) 

共通テスト利用入試[前期 6 教科型](理工学部) 

 

 

■入学してから学べる情報関係の分野や、その特徴を教えてください。 

 

世界をリードする技術者を育てることを目的とした南山大学理工学部は、情報技術に関する次の 4 つの学科から構成されています。

・ソフトウェア工学科:ソフトウェア工学を専門とする日本に数少ない学科

・データサイエンス学科:数学と情報科学を基礎とする理系のデータサイエンスを学ぶ学科

・電子情報工学科:最先端の電子デバイスから大規模な情報システムまでを系統的に学ぶ学科

・機械システム工学科:ロボットから航空宇宙機まで、モノに知能を与える情報技術を学ぶ学科

 

当学部の特徴は次のとおりです。 

1.副専攻制 

これからの世の中に必要とされる技術者とは、2つの専門性を持ち、複雑な課題を解決できる Π 型(パイ型)人材です。南山大学理工学部では所属学科の専門領域に加えて、他学科を1つ副専攻として選び、その専門領域についても学びます。

2つの専門性を身につけ、多様な技術を組み合わせた新たな価値を創り出す創造的技術者を育てます。 

 

2.早期の研究室配属 

多くの大学では4年次から研究室に配属されますが、南山大学理工学部では3年次の4月から配属します。 早期に専門技術に触れることによって、4年生で取り組む卒業研究では、充実した研究をすることができます。研究室には自分の机と椅子が用意され、大学に自分の居場所ができますし、研究室は指導を受ける教員にもとづいて割り当てられるので、専門を同じくする仲間や上級生と互いに刺激を与え合って、成長することが期待できます。

 

3.大学院理工学研究科を併設

理工学部の卒業後、さらに自らの技術を高めたい人のために、併設の大学院理工学研究科には、2年間の博士前期課程(修士課程)と、3年間の博士後期課程を用意しています。学部と連続した環境で、研究を発展させることができます。

学会での発表や企業との共同研究の機会もあり、プロフェッショナルな技術者や研究者への道がひらけます。

 

4.充実した情報教育の環境

理工学部の学生は入学直後から最新のノート型PCを貸与され、日々の学びや調査、研究に活用します。理工学部はプログラミング教育も充実しており、1年次の「プログラミング基礎」「プログラミング応用」の授業は、丁寧な指導に加えてティーチング・アシスタントの支援があり、基礎からプログラミングを学べます。

さらに2年次では主専攻・副専攻の技術に焦点をあてた専門的なプログラミングを学修し、卒業研究等でプログラミングを有効活用する力が身につきます。

 

 

■教科「情報」で受験できる入試方式について教えてください。

 

URL『2025 年度一般選抜入学試験の試験科目について』 

 

 

■「情報」の出題内容を教えてください。

 

理工学部について説明します。

理工学部では、全学統一入試[個別学力試験型]、共通テスト利用入試[前期 6 教科型](理工学部)で、 教科「情報」を使用した入試を実施します。

 

このうち、本学の個別入試で 「情報」を出題するのは、全学統一入試 [個別学力試験型]です。

具体的には、 出題教科「理科」を「理科・情報」に変更し、2問の大問のそれぞれについて、「物理基礎、物理」「化学基礎、化学」「情報Ⅰ」のいずれかを選択する形式とします。 

2025 年度入試は新教育課程の出題範囲の「情報 I」と旧課程科目の「社会と情報」「情報の科学」との共通部分から出題します。

 

ただし、「情報の科学」の内容「(1)コンピュータと情報通信ネットワーク」の 「ア.コンピュータと情報の処理」 および「(2)問題解決とコンピュータの活用」の「イ. 問題の解決と処理手順の自動化」に対応する「情報 I」の内容からも出題します。

 

一方で、「社会と情報」履修者に配慮するために、これらの内容の出題にあたり、必要な箇所に適宜解説を加えます。また、プログラミングに関する問題を出題する場合は、特定のプログラミング言語に依存しないような問題として出題しますので、プログラミング言語は指定しません。 

 

 

■「情報」で受験する人には、高校時代にどんな勉強・経験をしてきてほしいでしょうか。 

 

南山大学理工学部では、上記の通り個別入試で「情報」を出題しますが、高校で「情報」をしっかりと 学ぶとともに、可能であれば学んだことを自分の課題を解決するために活用してほしいと思っています。

 

また、テレビや新聞等で見聞きする「情報」に関連する出来事に注意を払い、その社会的な意味を考えて ほしいと思います。

 

 

■「情報」を選択する人に期待すること・メッセージをお願いします。 

 

これからの社会では、情報技術の重要性がますます高まっていくと思われます。「情報」に興味を持った人は、それをきっかけにして自分の情報技術に磨きをかけることで、活躍の舞台は大きく開けるでしょう。ぜひ興味を持ち続けてもらいたいと思います。 

 

 

What’s more

 

南山大学理工学部が他大学に先駆けて入試に 「情報」を導入するのは、当学部が立地する中部地域において、情報技術教育をリードしようという意欲と責任感の現れです。

 

当学部は 「情報」に興味を持つ皆さんを 応援し成長を助けるカリキュラムを用意しています。大学で皆さんに会えることを楽しみにしています。