2016年春 教科「情報」による一般入試を実施する大学アンケート
明治大学
1.入試方式・要項について
◆2016年春に「情報」を課する一般入試の試験日程・方式名と、各試験日程・方式の具体的な科目名、配点
試験日程・方式名 | 試験科目名・配点 | |
(1) |
一般入試 一般選抜入学試験における 情報コミュニケーション学部B方式 |
【1時限目】 科目名:外国語(英語) 配点 :100点 【2時限目】 科目名:情報総合(「社会と情報」・「情報の化学」に共通する内容) 配点 :100点 【3時限目】 科目名:数学(数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B[数列・ベクトル]) 配点 :100点 |
◆上試の各試験日程・方式で受験可能な学部・学科/コース/専攻名、募集定員
試験日程・方式名 | 学部・学科/コース/専攻名 | |
(1) |
一般入試 一般選抜入学試験 |
情報コミュニケーション学部B方式(20名) |
◆上記の各試験日程・方式を開始した年次。2015年春以前から行っている場合は、旧課程での「情報」の科目名
試験日程・方式名 | 開始年 | 旧課程の情報科目名 | |
(1) |
一般入試 一般選抜入学試験における 情報コミュニケーション学部B方式 |
2013年春 | 情報A・情報B・情報Cに共通する内容 |
◆上記の各試験日程・方式の2015年春の志願者数
試験日程・方式名 | 志願者数 | |
(1) |
一般入試 一般選抜入学試験 |
情報コミュニケーション学部B方式 77名 |
◆2017年春の入試以降も「情報」で入試を行う予定
検討中
◆明治大学HPの入試案内に関するページ
2.アドミッションポリシーについて
◆情報入試を始めた理由・背景
本学部では、多様な課題の発見、分析、解決を、能動的に行うことができる人材を養成することを目的としている。2013年度に学部の入学定員を増員するに際して、この教育目的に沿った入試方式として、情報入試を導入した。従来の大学入試では、どうしても単発の知識を問う問題が中心となりがちであるが、情報入試では情報と社会との関わりに対する理解や、論理的思考力、批判的思考力を重視している。
◆情報入試で入学する学生に期待する資質
情報社会に対する関心が高く、論理的思考力、批判的思考力に優れている学生を期待している。
◆高校の教科「情報」で学び、身につけてきてほしいこと
単なる知識の習得にとどまらず、学習指導要領の教科のねらいに記述されている「情報社会に積極的に参画する態度」、「情報社会の発展に主体的に寄与する能力と態度」を身につけて欲しいと考えている。
3.入学者に対する情報教育について
◆新入生の情報教育において、最も力を入れていること
本学部は社会科学系の学部のため、高い情報スキルの修得を目指してはいないが、情報リテラシー科目群という分類で複数の情報教育科目を設置し、その中から4単位を選択必修としている。また、専門情報リテラシーという科目では、担当教員の専門分野において情報技術がどのように利用・活用されているかを、実例を通して学ぶことで、情報の整理や分析の実践的な方法を修得する授業を行っている。
◆ここ2~3年の新入生の情報スキル・リテラシーにおいて最も不足していると思われること
全体的にみると、社会科学系の学部の新入生として、著しく不足している情報スキル・リテラシーは、ないように思われる。
4.出題内容について
◆情報入試の出題で、特に重視する領域(=〇)
1( )情報技術
2( )情報のディジタル化
3( )コンピュータ
4( )情報通信ネットワーク
5( )プログラミング
6(○)モデル化とシミュレーション
7( )データベース
8(○)メディアの特徴
9( )情報の表現と伝達
10( )コミュニケーション
11( )情報セキュリティ
12( )情報システム
13(○)問題解決
14( )評価と改善
15(○)情報社会の課題
16( )情報モラル
17( )法と責任
18( )その他
◆解答形式
マークシートと記述
◆[「社会と情報」「情報の科学」を科目指定せず実施する学部・学科について]
(履修科目による公平性の担保という意味で)出題予定の分野・領域
直接的な知識を問う問題は二つの科目の共通部分から出題することで、履修科目による差がないように配慮している。
◆旧課程の普通教科「情報」(情報A・B・C)履修者に対する措置
特にありません。